ソニーのアクションカムをまた買いました。2016年6月に発売された4K撮影・空間光学手振れ補正の機能を搭載した、FDR-X3000です。「また」というのは昨年の今頃にもアクションカムを買っていたので、結局買い増しになりました。
(左: 新しく購入したアクションカムFDR-X3000、右: 昨年手に入れたアクションカムFDR-X1000V。ともにウォータープルーフケース入り)
もともと持っているFDR-X1000Vは、アクションカムとしてたぶん初めて4K映像の撮影に対応した機種で、ちょうどオートバイや自転車、山登り用に手に入れたいと以前から考えていたところだったので、昨年の夏に購入しました。購入後は、バイクに取り付けてみたり、山で使ったりして遊んでおり、「もう少し電池の持ちが良ければなあ~」とときどき感じる以外には特に気になるところはありませんでした。映像についても特に問題はありませんでしたが、FDR-X1000Vを含むこれまでのアクションカムでは電子式の手振れ補正を搭載しており、その機構上、撮影できる範囲が狭くなる点や画質が若干低下する点が知られていました。
FDR-X1000Vの購入から1年経ったところで、手振れ補正を大幅に強化して登場したのが、今回購入したFDR-X3000です。FDR-X3000では空間光学手振れ補正の機構を搭載しているということで、撮影範囲の広角化や画質の改善が期待できるため、ほとんど発売から飛びついたといってもいいくらいの時期で購入しました。
唯一の懸念点はバッテリーの持ちでしたが、ほとんど変わらないので安心しました。手振れ補正技術の違いについてはGoogle先生かWikipedia先生に聞いてもらうこととして、光学式の手振れ補正ではレンズ(ソニーの呼称する空間光学~ではイメージャーを含めた光学系全体)を物理的に動かす必要があるので、そのための消費電力とのトレードオフになると予想していましたが、撮影時間は同じになっているのでなかなか頑張ったのではないでしょうか。機械的な手振れ補正の機構のためか、レンズの部分が少し盛り上がっている程度です。
というわけで、新しいアクションカムをバイクに乗せて撮影してみました。ついでに、同じところを前の機種(FDR-X1000V)で撮影したものも比較用に。本当ならば同時に比べたいところですが、バイクには1台しか取り付けられないため、時期や明るさが違っているので、参考レベルということで。
まずは前のアクションカム(FDR-X1000V)の映像。
同じ場所を新しいアクションカム(FDR-X3000)で撮影した映像。
両者を比較すると、新しい機種では路面からの細かい振動が吸収されて、カメラをレールの上で動かしているようです。また画面の端っこの方の映像がかなり改善されているように感じます。ちなみに両者とも付属の防水ケースに入れた状態で録画していますが、新しいアクションカムではケース前面フタの構造が変更になっており、カメラのマイク部分に穴が開いていないものになっているため、風切り音は少し小さくなったように思います。またケースフタの構造の変更のためか、従来は水深10m対応だったのが、60mまで対応しているようです。ダイビングされる方には付属品で対応できるので朗報かと。
バイクで走っている時間帯が夕方だったので、せっかくなのでもう少し走って暗くなるまで撮影してみました。
暗いところでもかなり使える感じです。
せっかく2台あるので、前後の映像を同時に撮影したり、機会があれば同じくらいの場所に設置して比較してみようと思います。