ラジオ新調 ソニーICF-SW7600GR

ソニーICF-SW7600GR と 松下RF-2200

自宅にテレビを置かなくなってから、基本的に情報源はラジオのみの生活になりました。短波も受信できる松下のクーガーRF-2200を毎日使っています。かつてベリカードの収集で活用された方も多いかもしれません。もっとも本来の売りであるはずの短波受信はめったに聞くこともなく、普通のラジオと同様にAMとFMを聞く程度です。

それほど活用できてない短波ラジオですが、さすがに30年ほど前の製品なので重くてサイズも大きく、外にも持っていけるほどの軽くて小さいラジオ、できれば短波ラジオ(特に活用することはほとんどないが)を一台職場に置きたいので、新しくラジオを購入しました。

このインターネット万能のご時世で当たり前といえば当たり前ですが短波ラジオはその製品数を大幅に減らしていました。いま新品で手に入るもので良さそうなものということで、ソニーICF-SW7600GRになりました。(十和田オーディオのOEMだそうですが)

 

パッケージ。海外向けを意識しているのでしょう、基本的に英語。

ICF-SW7600GR 外観。テンキーで直接周波数を指定できる反面ボタンは多め。

発売はいつだったかわかりませんがおそらく2000年頃ではないでしょうか。インターフェースも少し前の製品のものに近いような気がします。

キャリングポーチが付属していたのはありがたいところ。

説明書のイラストがもはや懐かしい…?

ACアダプタ。海外での使用を考慮して変換プラグなども付属。

ACアダプタは昔あった8mmビデオカメラの充電器を思い出すようなわりと大きめサイズ。電圧が変わるときはコインでスイッチを回す必要がある手動タイプのものでした。

新しい短波ラジオはPLLシンセサイザ方式で少なくともクーガー2200よりは周波数を正確にカウントできるはずですから、両者で短波放送を受信して比較してみることにしました。

せっかくなので海外の放送をということで、CRI(中国国際放送)の日本語放送を受信してみます。このときの時間帯(21時ごろ)では7325kHzなので合わせてみます。ICF-SW7600GRはテンキーで直接周波数を指示できるのでポチポチとボタンを押して一発で受信。一方、RF-2200はダイヤルで周波数を合わせないといけないのでやや苦労しましたがなんとか受信できました。

RF-2200で受信中。

RF-2200では周波数が10kHz程度ずれているようでした。正直なところ経年劣化もしているだろうからもっと大幅にかつ盛大に周波数がずれるのではないかと覚悟していたのですが、思ったよりも誤差は大きくないようです。もっともアナログ回路なので室温や電源電圧などの状況にも多少は依存すると思いますが、それを差し引いてもいい仕事されているものだと関連分野の人間としては賛辞を送りたいところです。新しい7600GRをリファレンスにして、古いRF-2200の状態をモニターしていくという使い方もできそうですね。

それにしても英語のパッケージやマニュアルを見ていると、海外での情報の入手にかつては相当苦労したんだろうなあと思いました。もちろんそれは国内にいても災害時の状況を振り返れば、簡単に想像がつきそうなものなのですが。当面予定はないですが次回の海外への出張時に一度持っていってみようかなと思います。

 

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